トリアナちゃんのおすすめコミック Vol.15(HELLSING、DRIFTERS)
今回はヒラコーこと平野耕太先生の作品をご紹介。
何かと癖の強い作風ですが、その分ハマると沼。
今日の1冊
今回のおすすめコミックは「HELLSING」。
1998年から2009年まで少年画報社『ヤングキングアワーズ』にて連載されていた平野耕太先生によるダークファンタジー漫画です。
全10巻。
HELLSINGのあらすじ
20世紀末の大英帝国を舞台とし、吸血鬼と吸血鬼ハンターとの戦いを描いたバトルアクション漫画。
英国の小村、チェダース村で村人が行方不明になる事件が続出し、ある夜その村は喰屍鬼(グール)によって埋めつくされます。
この事件に吸血鬼と対立する王立国教騎士団、通称ヘルシング機関から派遣されたのが、ゴミ処理係の「吸血鬼」、アーカード。
アーカードは「ヘルシング機関」を管轄する女性当主インテグラに服従する吸血鬼。
インテグラにアーカード、アーカードの手によって女吸血鬼となってしまったセラスを主軸に物語は進みます。
中盤からはナチス・ドイツの敗残兵吸血鬼集団「ミレニアム」の戦いがメインとなっていきます。
HELLSINGの魅力
ヒラコーの特徴は独特な台詞回しと、画面が真っ黒になるほど多用されるスミベタ、凝った構図、極端なポージングなど。
特に「よろしい、ならば戦争だ」に代表される台詞回しは一度読むと癖になります。
あと眼鏡・手袋・制服(特に軍服)への拘りと熱意がすごい。
描きにくいと言いつつ描く。
歴史・軍事ネタをメインにシリアスに進みますが、どれだけ緊迫したシーンでもギャグを挟み込むのも忘れません。
DRIFTERS
2009年6月から少年画報社『ヤングキングアワーズ』にて連載中のアクション系歴史ファンタジー作品。
現在6巻、以下続刊。(2020年12月現在)
DRIFTERSのあらすじ
エルフやドワーフといった種族が存在するファンタジー感あふれる世界に召喚された漂流者/漂流物(ドリフターズ)と、廃棄物(エンズ)との戦いを描きます。
主人公は関ヶ原の戦いの最中、井伊直政との相討ちで重傷を負った島津豊久。
お馴染み第六天魔王・傾奇者の織田信長、扇の的を見事射落としたことで有名な弓の名手・那須与一らと異世界で焼き討ちしたり国盗りしたりします。
こまけぇこたぁいいんだよ!って感じに歴史上の偉人、奇人、変人たちがドンパチする様がとても楽しい。
ヒラコー節も健在です。
惜しむらくは新刊が中々出ないこと。
先生、艦船の次は馬に夢中になってませんかね・・・?
トリアナちゃんの推し
シンプルに那須与一。見た目に反していい性格しているところがよい。
ジジ専とショタ専の配下を二人従えている大貴族サン・ジェルミ伯。
おひいさまと呼ばせている。すき。
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