トリアナちゃんのおすすめ映画 Vol.2(ロード・オブ・ザ・リング)
前回に続き出張・映画版にてお送りします。
第二回目は「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズをご紹介。
2001年製作。アメリカ・ニュージーランド合作で、J・R・R・トールキン作の『指輪物語』を原作とするピーター・ジャクソン監督の実写化作品。
「旅の仲間 / The Fellowship of the Ring(2001年)」「二つの塔 / The Two Towers(2002年)」「王の帰還 / The Return of the King(2003年)」の三部作。
ロード・オブ・ザ・リングのあらすじ
人間、ホビット、エルフ、ドワーフ、オーク、トロルなどが住む架空の世界である「中つ国」を舞台とし、主人公のホビット族であるフロドを含む9人の旅の仲間が、諸悪の根源・冥王サウロンを完全に滅ぼすため、全てを統べる「一つの指輪」を巡り繰り広げる冒険を描いています。
壮大で幻想的な世界、仲間との熱い絆、冥王サウロンとの大迫力の戦闘シーン。
映像化不可能と言われたファンタジーの金字塔に挑んだピーター・ジャクソン監督により、細部まで拘って作られた作品に一気に引き込まれます。
勿論CGも多用されていますが、監督の出身地であるニュージーランドの広大な土地に実際にセットを製作して撮られているので映像のリアリティが凄い。今見ても凄い。お金すごいかかってる。
衣装やウィッグなどにも徹底して拘り、美しい長い髪を持つエルフ役のウィッグは大変高価なものを使用したとか。
ホビットやエルフ、ドワーフ役のキャストは毎日特殊メイクを行って撮影していたそうですが、特に大変だったのはドワーフのギムリ役で、なんと毎日5時間かけてメイクしていたそうです。
5時間。5時間の準備を毎日。メイクが終わったときにはもう仕事をやり終えた気になりそうです…
その甲斐あって?キャストも素晴らしい出来の本作品。
未見の方は是非とも三部作一気見してください。
なお、上映時間が長くなりすぎたため劇場公開版では泣く泣く削られた未公開シーン30分が追加されたSEE(スペシャル・エクステンデッド・エディション)がおすすめです。
第一部は208分、第二部は223分、第三部は250分あります。いっぱい見れて幸せ!
「王の帰還」の公開前には三部作一挙上映という暴挙ご褒美上映がありました。
サウロンと戦う前にケツと腰と戦わねばなりませんでした。
当時の映画館って今より椅子の座り心地が悪かった気がするんですよね…
調べてみたら2020年にも暴挙ご褒美上映した劇場があったそうで、また開催されないかなと楽しみにしています。
「指輪物語」の前日譚である「ホビットの冒険」もホビットシリーズとして実写映画化されています。
「思いがけない冒険 / An Unexpected Journey(2012年)」「竜に奪われた王国 / The Desolation of Smaug(2013年)」「決戦のゆくえ / The Battle of the Five Armies(2014年)」の三部作。
指輪物語の主人公、フロド・バギンズの祖父であるビルボ・バギンズの冒険の物語です。
原作
日本では未訳の本(HoME等)もありますが、概ね出版されています。
子供の頃に読もうとして一度断念し、第一部の実写化を機に再読しました。
トールキン氏は設定厨設定に大変拘りがあり、指輪物語も彼の創造した巨大な神話体系の一部という位置付けになります。
(年表のようなものがあってその歴史の一部を切り取っているといったイメージですかね。
漫画なら永野護氏による「ファイブスター物語」が同じ系統だと思います。)
ですので、設定に入り込めないと説明書を読んでいるような気になって中々進まないことも。
コツとしては序盤でもし詰まったら潔く飛ばしていくこと!
一度何となく世界観を掴めば読みやすくなります。
もしくは岩波書店の「ホビットの冒険」から読む方が多分入りやすいです。
トリアナちゃんの推し
中の人の推しは北方にあるエルフ国の王の子であるレゴラス。名前は緑葉を意味します。
レゴラス役でオーランド・ブルームが一躍人気俳優となりましたね。
甘めのマスクがレゴラス役にマッチしていてハマり役でした。
最初は反りが合わなかったドワーフのギムリと友情を培っていく様や、人間のアラゴルンとの友情がとても熱い。
弓の名手であり、エルフなので身体能力も高く戦闘シーンが大変に格好いい。
「二つの塔」が特におすすめ。駆けてくる馬に飛び乗るシーンが最高なので見てください。
ホビットシリーズにはレゴラスの父であるスランドゥイル王が出てきます。
こっちも好きです。
さて、いつセルフ三部作上映しようかな
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